先日社内で
- 「誰でもできるように」技術を標準化しないといけない
- そのために開発手順書・コーディング規約を作らなければならない
っていう話が出たんです。
標準化って?
ソフトウェア開発の仕事って「誰でもできるように」する必要あるんでしょうか?
たとえば以下のような職場の例を考えてみます
- この職場は日本語を使って仕事をする職場です
- 従業員のほとんどが日本語が使えません
- この職場には「宜しくお願いします」「了解しました」といった日本語の定型文が書かれたハンコが数多くあり、「このときはこのハンコを使う」といった手順書があってそれに従うだけで仕事ができます
こんな職場だと生産性の高い仕事なんてできないですよね。
少なくとも日本語を知っている人を雇えば手順書なんて必要ないですよね。
SIで作られているような開発手順書、コーディング規約*1を作ることが「標準化」なんでしょうか?
ソフトウェア開発における「標準化」された共通言語として
なんかがすでに用意されています。
これらの理解がある開発者が集まっていれば余計なコミュニケーションの
ためのドキュメントなんか作る必要なくなって、より生産性の高い仕事が
できるんじゃないかと思うのです。
まとめ
「誰でもできる」ようにするための標準化ではなく
「標準化された共通言語を身につけた人」が集まって仕事をすべきなのでは。
*1:私の職場で守られている案件を見たことないですが